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メロメロパーク
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2025年05月14日  12時18分

メロメロパーク
~豊玉発句集~
CATEGORY : [土方歳三]
暇なんで皆さんの大好きな土方歳三さんこと豊玉師匠の句を勝手に好きなように解釈してUpします♪


この句集の名前は【豊玉発句集】といい
文久三年にまとめられたものです。まだ完成はしておらず
草案段階だったということも見てもらうとわかると思います。
全部で四十一篇の俳句が記されています。


えーまず一句目




・さしむかふ 心は清き 水かゞみ

これは有名ですね。しかも沖田さんに宛てたものと言われてますが
どうなんでしょう?でも本当に土方さんが沖田さんに句を宛てていたらうれしい限りですね♪♪♪



・裏表 なきは君子の 扇かな
君子は裏表がない人という土方さんのイメージでしょうか?
・水音に 添いてきゝけり 川千鳥
これは暑い夏によみたいさわやかな一句ですね。
水の音…そして川千鳥の鳴き声…土方さんの感性が素敵です。

・手のひらを 硯にやせん 春の山
手のひらを硯にしてまで書き留めておきたい綺麗な桜だったのか…
ストレートにかきますね土方さん。


・白牡丹 月夜月夜に 染てほし
土方さんのロマンチ爆発(笑)とっても幻想的です。
真っ白な白牡丹をさらに月の光でまたいっそう白く…白く…
私の大好きな句です。

・願ふこと あるかもしらす(ず) 火取虫
これまた切ない一句きましたね。ちなみに火取虫は火の明るさに惹かれ火の中へ飛び込んでいく虫です。この句も土方さんの人生に似ているな。なんて思うのは私だけでしょうか。大好きな句です。

・露のふる さきにのほ(ぼ)るや 稲の花
農民の土方さん。稲の花を見るなんて現代に生きる私達には珍しい事ですね。
ほのぼのした多摩時代が垣間見える一句ですね。

・おもしろき 夜着の列や 今朝の雪
珍しく雪の降った朝。試衛館の面々が夜着のまま雪を見ていたんでしょうか。
試衛館の方々の可愛い一面がすきです。

・菜の花 のすた(だ)れに登る 朝日哉これは目を閉じてこの風景を想像してみると・・・きれいな風景ですね。
見渡すかぎり一面の菜の花畑。そこに朝日が昇っていく。
なんとも素敵な場所ですね。
土方さんは此れを見て感動していたんでしょうね。

・しれは(ば)迷ひ しなけれは(ば)迷はぬ 恋の道
でましたね有名なこの句。恋愛方面は強そうに見える土方さんですが
実は繊細で恋について葛藤したりたくさん悩んだりしてたんでしょうか?
ちなみにこの句は季語もないしもうはちゃめちゃなので
土方さんも考えたのでしょう。丸で囲んであります。
これは俳句独特の消し方でこの句は“見せ消”(みせげち)といいます。

・しれは(ば)迷い しらねは(ば)迷わぬ 法の道
恋の道を法の道になおした句の完成ですね。
結局法の道は知ってても知らなくても迷うのさ。
と言う土方さんの気持ちが出ていていいですねw




・人の世の ものとは見へす(ず) 梅の花でました!!!土方さんの大好きな梅!
どういう想いで詠んだうたなんでしょうか?
こんな汚い世の中にコレほど美しいものが存在しているのか。
それともただ単に本当に梅が綺麗に咲いて嬉しかったから
詠んだうたなんでしょうか?

・我年も 花に咲れて 尚古し 


・年々に 折られて梅の すか(が)た哉
 

梅は折られれば折られるほど丈夫にそして綺麗な花を咲かせます。
だから土方さんは梅が好きだったんでしょうか?
土方さんも京都以後年々良い人になっていったようですし
梅と似ていますね。


・朧とも いわて春立 としのうち 
年内立春を題に詠んだうたでしょうね。年内立春とは
【陰暦で、新年を迎えないうちに立春になること。だいたい2年に1回は年内立春になることになる。
これをわざわざ「年内立春」と呼ぶのは、年が明けてからの立春よりも春らしさをあまり感じないなあという感慨からであろうと考えられる】

・春の草 五色までは 覚えけり
この春の草は七草ではないと研究者さんは言っているらしいですが
私は春の七草だと信じたいですwwいやぁ土方さん私と一緒だゎw

・朝茶呑て そちこちすれは(ば) 霞なり
そちこちって土方さん何をしていたんでしょう?
なにかイロイロと追求したくなる一句でした;

・春の夜は むつかしからぬ 噺しかな
噺というのは男女の仲で交わされる話のこと。
女性と話していたのかそれとも女性の話を
近藤さんとか原田さん永倉さん源さんと話していたんでしょうか?
土方さんの輝かしい青春の一ページですね。


・三日月の 水の底照る 春の雨 
雨が降っているのに珍しく三日月が綺麗に夜空で輝いていたんでしょうか?
そして三日月は春の雨でできた水溜りの底を
黄金に照らしていたんでしょうか? 

・水の北 山の南や 春の月
この句は綺麗ですよね。山の南は山南さんのことだという人もいますが違うんじゃないか?と思うのが私の考えです。
土方さん本当に目に見えたものは素直に詠むなぁ♪

・横に行 足跡はなし 朝の雪朝おきればまわりは一面の銀世界。
急いで外に出れば一番乗り。まだ誰も触れていない雪に自分の印をつける。
案外子供らしく無邪気なんですよね、鬼の副長?

・山門を見こして見ゆる春の月 
なんか見こしてと身ゆるが一緒になってちょっと変カナ??
って思った作品でした。そしてまたまた春の月登場((笑)
でも春の月って綺麗ですよね。

・大切な 雪は解けり 松の庭

・二三輪 はつ花た(だ)けは とりはやす



・玉川に 鮎つり来るや ひか(が)んかな 
これは俳句の世界からみるとダメな句でしょうね。
切れ字が二つもはいッちゃってます♪かわいいなぁなんて思う私でした;
お彼岸は釣りとかしちゃだめなんでしたっけ??

・春雨や 客を返して 客に行 


・来た人に もらいあくひ(び)や 春の雨

・咲ふ(ぶ)りに 寒け(げ)は見へす(ず)梅の花
まだ冬の寒さが残る時期に咲く梅。
生きるのにはけっして良いとはいえない環境の中
凛として咲く梅は土方さんの憧れだったんでしょうか?

・朝雪の 盛りを知らす(ず) 伝馬町
雪が大好きな土方さんは伝馬町の人が雪を踏み散らすことに
怒ったのかこれほど綺麗な雪だと言うのに
皆には見る余裕もないのか…という哀れみだったのでしょうか?
ただ土方さんの雪ん子ぶりは伺えますww

・丘に居て 呑のもけふの 花見かな


・梅の花 壱輪咲ても 梅はうめ
土方さんは本当に真っ直ぐにくるなぁwwと思える一句です。
専門家によると芭蕉『梅一輪一輪ほどの暖かさ』の焼き直しの句だそうです。
土方さん本当に梅が大好きだったんですね可愛すぎです♪

井伊公名
・ふりなか(が)ら きゆる雪あり 上巳こそ

井伊直弼…桜田門外の変の起こった後詠んだうたなんでしょう。
多摩の農民は井伊さんをあまり好かなかったらしいですが
土方さんはどうなんでしょう?句に詠むくらいだし…?

・年礼に 出て行道や とんひ(び)た(だ)こ
お正月には凧揚げてこまを回して遊びましょう早くこいこいお正月。
歌にまで出てくるように恒例の凧揚げを俺もしてぇなぁ。
なんて思ってみてたら可愛いかぎりです。

・春ははる きのうの雪も 今日は解昨日ちょっと季節外れな雪が降ったけどやっぱ春の日差しは暖かいんだな
スグ俺の大好きな雪も解けちまう。そんな一句でしょうか? 


・公用に 出て行みちや 春の月
人気の句ですね。まだ新選組結成前の句なので公用も
大した用ではなかったんではないでしょか?
家から出てみれば真っ黒な空に黄金の月そして星が瞬く。
今みたいに電気がない時代ですから
さぞかし月も星も綺麗だったんでしょうね。

・あは(ば)らやに 寝てひてさむし 春の月
何があってあばら家に寝なければいけないことになったんでしょう?(笑)
女性の方と逢ってでもいたんでしょうか?

・暖かな かき根のそはや あくるたこ



・けふもけふも たこのうなりや 夕けせん



・うくひすや はたきの音も つひやめるはたきでパタパタとほこりを落としていたけれど
鶯が一声鳴いた!!あまりに綺麗な声なので聞きほれてしまった。。。
そんな情緒あふれる土方さん。新選組副長がはたきをかける姿。。。
なんともほえましいです。

・武蔵野や つよう出てくる 花見酒
やっぱり日本人は桜が大好き!!!土方さんも試衛館の面々と
お酒でも飲んでいたんでしょうか?


・梅の花 咲る日たけに さくと散
全41句の締めくくりにはやはり梅。そして自らの人生を表したような
切なく儚いけれど力強い。そんな梅を表した句。
土方さん。ステキ過ぎます。



つづく・・・;;
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2006年05月11日  21時48分
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